屋外の工事は天候に左右されます。「明日は雨で中止になりそうだが、警備の費用はどうなるのか」——事前に決めておかないと、あとで認識の食い違いが起きやすい部分です。考え方と、契約前に確認しておきたい点をご説明します。
キャンセル料は「連絡のタイミング」で決まる
警備員の手配は、前日までにシフトを組み、当日の配置を確定させています。中止のご連絡が早ければ他の現場に振り替えられますが、当日の朝では振り替え先がありません。キャンセル料の有無は、この振り替えができるかどうかで決まります。
一般的には、次のような区切りで取り決めることが多くなります。
- 前日の一定時刻までのご連絡 … 費用は発生しない
- 当日朝のご連絡(出発前) … 一部を申し受ける場合がある
- 警備員が現場到着後の中止 … 実働に応じた費用が発生する
区切りの時刻や割合は会社ごとに異なります。数字を含めて事前に確認しておくことが、いちばんのトラブル防止になります。
「現場で待機してから中止」になった場合
雨が強くなり、警備員が現場に到着したあとで中止が決まることがあります。この場合、警備員はすでに移動して業務に就いているため、実働分の費用が発生するのが通常です。
逆に、雨天でも作業を続ける現場もあります。地下埋設物の点検や、屋根のある場所での作業などです。天候による中止の基準は現場ごとに違うため、あらかじめ「どういう状態になったら中止と判断するか」を共有しておくと、当日の判断が早くなります。
工事の延期・工期変更の場合
長期の工事では、天候や資材の都合で工程がずれることがあります。当社では、工程の変更が分かった時点でご連絡いただければ、人員の配置を組み直します。日数の増減にあわせて費用も精算しますので、当初の見積もりに縛られる必要はありません。
継続してご依頼いただいている現場では、こうした工程変更のやりとりが日常的に発生します。長期案件で同じ警備員が入り続けることには、現場に慣れるという安全面の利点に加えて、こうした調整がしやすいという実務上の利点もあります。
契約前の書面で確認できます
警備業法では、契約を結ぶ前と契約時に、警備業務の内容や料金などを記載した書面を交付することが義務づけられています。キャンセルや中止の取り扱いも、この書面や見積書で確認できます。口頭のやりとりだけで進めず、書面で残しておくことをおすすめします。
費用の決まり方そのものについては交通誘導警備の料金はどう決まる?を、会社選びの観点は警備会社の選び方をご覧ください。
当社の対応
株式会社熊元商事では、ご契約前に中止・延期の取り扱いを明示してご説明しています。急な工程変更にも、大阪府を中心とした関西一円の体制で対応しています。